君に、会いたい。〜君と過ごしたサイゴノヒ〜




水を打ったかの様に、しんとした教室。



ひそひそ声でお喋りをしていた女子も、じゃんけんやスマホを弄っていた男子も固まっていた。







「……先生さ、今時の生徒はバカだって言うけど、バカな生徒をバカじゃなくするのが先生何じゃない?

それに、このクラスの皆は、テストの平均点は絶対に取ってるよ。



……本当のバカはそんな事も分からない先生の方じゃない!!?」




声を荒げて叫ぶ花菜子ちゃん。





さすがの田中先生も黙り込んでしまった。



「柚子希、茉夜、行くよっ。」





私達は花菜子ちゃんに急かされ、教室を後にした。



























「うん、旨い旨い!」




「花菜子ちゃん、やっぱ教室戻ろう………?」




「なーに言ってんの!

こんな天気良い日は、外に出るのが1番!」







「「だからってサボリは良くないよ〜〜〜〜〜〜!!」」




私、茉夜ちゃん、花菜子ちゃんはただ今学校の屋上にいます。






そしてあろう事か、花菜子ちゃんはまだ、昼休みにもなっていないのに、お弁当まで食べていた。













< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
「お母さ〜ん、お父さ〜ん、戻って来てよ〜〜〜。」 幼い頃。 私は母と父を事故で亡くした。 一人は嫌。一人は怖い。 そう思ってた。 「たくっ、いつまで泣いてんだよ! 泣いてたらお前の母さん、悲しむぞ。」 君はそう言って。 笑ってくれた。 いや、笑ったフリをしてたんだ。 「ゆー君、涙出てるよ?」 「出てねーよ。」 「出てる。」 「出てねー。」 「出てるって。」 「出てねーてっ!」 ―――ぷっ、 「「あはははははっ。」」 気付けば涙は止まってて。 いつの間にか、笑ってて。 「涙止まって、良かったな。」 君も、泣きながら、笑った。 君のお蔭で、笑えたよ。 *゚.☆*゚.☆*゚.☆*゚.☆*゚. ありがとう、泣き虫ヒーロー。 *゚.☆*゚.☆*゚.☆*゚.☆*゚. こんにちは!らてあーと。です。(o^・^o) この作品は、《第9回日本ケータイ小説大賞》に応募します。 応援して下さると嬉しいです!(*´∇`*)
表紙を見る 表紙を閉じる
いつも一緒に居た幼馴染み。 何があっても味方をしてくれて、 優しくて、カッコ良くて。 ――そんな幼馴染みと、同居開始!? ゚.*゚:☆.,゚.*゚:☆.,* 「要、陽、ご飯の準備出来たよ〜〜。」 白石 めく(16)Siraisi Meku × 「俺の口に会う食いもンなんだろーな?」 三門 要(16)Mikado Kaname × 「俺、姉ちゃんが作ったのだったら、何でも食う。」 白石 陽(14)Siraisi you ゚.*゚:☆.,゚.*゚:☆.,* 「めくは俺んのだ!!」 「いーや、俺のだよ。」 「てめー、めくと姉弟だろ!!」 「姉弟だから、知ってる事もある……。」 「俺だってめくのハダカ位知ってるぜ!!」 「誰もハダカって、言ってない……。」 「二人共、ケンカは止めて〜〜〜!!」 シスコンな弟まで!? これからしばらくは、厄介なこの二人に悩まされそうです…………(泣)。
おとぎ物語  〜シンデレラ〜

総文字数/6,326

絵本・童話22ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
リンゴーン リンゴーン…… ―――夜の終わりを告げる鐘がなる。 私は必死にお城のらせん階段をおりる。 王子様に捕まらないように―――――――――………… カランッ 「あっ!!」 私の靴が―――――…… 水晶で出来た透きとうるような美しい靴。 せっかく魔女がくれたのに――――…… 「シンデレラ、どこだい!?」 この声は――――… きっと、もうそこまで王子様が来ているんだわ。 もう靴なんてどうでもいい。 王子様は、私がとっさに名のった名前で 呼んでくれている。 でも…… ごめんなさい、王子様。 シンデレラは―――――― 本当の名前じゃないの――――――………………

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop