依存症人生1

一度限りの甘い夢

博君とは、まさにスピード破局で

良い想い出は1つしかない。

泊まりで会えるって約束した日に
また、駅で待ち合わせして、
連れてかれたのは、
博くんの先輩ち。
離れみたいな、プレハブみたいな。

先輩いるのにベッド占領して
Hして、声とか聞かれまくりで
恥ずかしくて。

でも、博くんは全然、平気っぽくて。

終わったあと『先輩にもさせてあげて?』
みたいなこと言われて、驚いて
嫌って言ったら、それ以上、
強制はしなかったけど。

ホントは、そういうので気付く
べきなんだよね、私に本気じゃないって。

そのまま抱っこして眠って…。

当時、流行ってたシャ乱Q(つんく)の

My Babe 君が眠るまでって
曲がかかってて、それがすごい
しっくりきて、状況にハマってて…
その事だけは今でも覚えてるんだ。

ちょっと引用。

♪満足するほど 抱き締めあった夜とか
不思議と幸せ感じるんだね
あと何時間がたてば、また別々だね
今度会える日は、いつになるんだろう

中略

My Babe 君が先に眠るまで
勿体ないから起きてる
そう明日の仕事とか多分辛いんだけど
このまま起きているなら二人の
夢を語ろうか あぁ、幸せ奪うように
朝が来る My Babe♪

古すぎて歌詞少し間違ってたら
ごめんなさい(笑)

メロディも、とても素敵な歌です。

で、平日でお互い仕事も学校も
あったから、早朝にバイバイして
私は、始発電車に揺られて帰りました。

多分、これが幸せの絶頂。
甘い電話は、それからも続いたんだけど…

次からがドン底。

自分からデートの約束したくせに。

あんな寒い日に、あんなに待って…
あんな終わり方するなんて…。
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