ハンズ
「巧、
千尋とうまくいっているのか?」


帰り際、入り口で千尋とすれ違いざまに頭を少しだけ下げ見送った准が、俺にふと尋ねる。

「まぁね…
千尋、俺といる時スゴク楽しそうだし、頼られてるって感じ。
いい雰囲気だよ。」

照れ笑いしてそう言う俺の横に、准は静かに腰を下ろした。


弘兄に出されたウーロン茶を飲みながら俺を一瞥し、准は小さな溜め息をついく。

「お前、
勘違いしてるんじゃないだろうな?」
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