ハンズ
疾風の世界ーーー


地面から反射する日差しに目を細め、ひたすらにバイクを跨ぐその身を預けていた。



すべてを、

ただ、すべてをこの疾風に乗せて、拭い去ってしまいたかった。



『自分』がない俺を。

流れに逆らわない俺を。



弱虫な俺をーーー
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