ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~



『最近、毎日会いに来てるから、明日でも私がガツンと言ってあげるよ。清水君も清水君で、結局は優しい人だから無視できないんだよね。それがだめなとこなのよ、清水君は』




山田のお姉ちゃんは、そういえば私も好きだったっけって冗談っぽく言って、笑った。



なんて、サバサバした人なんだろう。



あんなに苦手だった人なのに、今はこんなお姉ちゃんがいればいいのにとさえ思う。




『とにかく、ちゃんと話しなよ!想像して悩んでもばかみたいだから、ちゃんと相手と向き合わなきゃ!また何かあったら、弟に連絡して!』



「ありがとうございます!本当に・・・ありがとうございます。これでぐっすり眠れます」




私は亜沙子に電話をして、山田のお姉ちゃんの名前を『喫煙女』から『お姉様』に変更することを告げた。



亜沙子は、王子とのことをすごく心配してくれていたので、お姉様からの新情報にホッとしていた。



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