君を想うと辛くなる。

「好きな人がいるんだよ…その子にも。 」


小3のときから、と俺は続けて言った。


「亮太はさぁ、その 好きな人 が自分だって思わないのか?」


「…自惚れたくない。 」


「まぁ、亮太にも可能性があるってことだよ !」


可能性か…確かにある。


可能性があるだけましだな。


「亮太、なんかあったら俺を頼れよ? 」


悠は笑って言った。


「あぁ、悠も俺を頼れよ?」


俺も笑って言った。


「おう、亮太 好き!」


「悠、キモい。 」


と言って悠を鞄で叩いた。


悠は笑いながら、


「ひどっ!」


と言った。


悠…いつもありがとう感謝してる。
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