不器用な恋愛
どんどん意識が薄れてゆく


みんなが私の回りに集まって
声をかけている。


気がついたら保健室にいた。


「あら気がついた?」


先生がベッドの側まで来る。


「冴島さん貧血起こしたのよ。何してるのか聞かないけどちゃんとご飯食べなさい。」


先生は少し怒りぎみだ。


「彼がここまで運んできてくれたのよ。」
< 194 / 496 >

この作品をシェア

pagetop