不器用な恋愛
なんか寒気がする…


きっと風邪だ。


秋風が冷たい。


「ひろ、寒いー…」


ブルブル震える私。


「大丈夫か?」


ひろが私のおでこに手を当てた。


「熱あるよ?」


「通りでぼーっとするわけだね」


今日も家まで送ってくれたひろ。


「早くきがえろよ?熱悪化するから」


「うん。ありがとっ」


ひろと別れてわたしは熱を計った。
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