不器用な恋愛
「私は…あなたが好きです…」


近づいてくる顔。


そして近づいてくる唇。


ベッドで優しくあやからキスされた。


唇を静かに離すあや。


真っ赤になってる。


もちろん俺も真っ赤。


なにか言わなきゃ。


動揺してるってこいつにばれる。


そう思ってた瞬間あやはベッドに
倒れこんだ。


パタン


こいつ…熱あがったんじゃ…


「あや、熱あがったんじゃない?」


「かも。だから一晩一緒にいてね?」


赤くほてった顔で俺の手を握りながら無理して笑う。

その夜あやのベッドで二人で寝た。
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