不器用な恋愛
外は秋風が吹いていて寒かった。


「ひゃーっ寒い…」


と言って震え出すあや。


震えてる姿もほんとに可愛くて。


抱き締めたくなった。


ぎゅっ

「上着代わり」


そう言ってあやの小さな体を抱き締めて暖める。



「あ…りがと…」


あやはうつむきながら顔を赤らめている。


こいつ。


まじ小せぇ。


「おまえほんと小さいな。」


俺がこう言うとあやの顔が曇り始めた。
< 350 / 496 >

この作品をシェア

pagetop