『生んで終わりじゃねーのよ』 出産・育児 働くオバちゃんの奮闘記
ハーヒフーヘホー、あ、ラマーズ法、習得してねーぞ。


「大丈夫よぉー、あ、先生にいつ生まれるか聞いて来るわー」


出てったよ、おい、娘が痛いって言ってるんですけど、コメントはソレですか?


あうう、シクシクするよう。


鎮痛剤をくれー、今すぐー。


時計はー、あー5分とか7分間隔だよ、早いか。


「先生ねー、夜生まれるんじゃないかってー」
「はーそうですか」
「あんた何か食べたい? 」
「カツサンドを、カツサンドをお願いします」


注文するとどこかへ消えて行く実母、この後彼女は近所のスーパーではなく家に帰っておもむろにカツサンドを作って持って来てくれたそうです。


痛い、ん? 5分間隔か、そうか、ヨシ出陣じゃ。


カツサンドは後で食べるとしよう、夫に電話だ。


「もうすぐ生まれる、痛い」
「了解」


ブォォーブォォー、ホラ貝の音と共に戦場こと、分娩台のある2階へ。
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