時わたりatラブ(仮)




ら「暇、つまんない。」



ここに来て一ヶ月間経った。

あっという間にね…



まだ、ここがどこかも分かんないしずっと監禁されてる。


あ!



でも、縁側なら出てもいいって、見張りつきだけど。

この二週間、押し付けられた裁縫と洗濯しかしてない。


翡翠はキツいし、姑みたい‥‥。




藤「暇なん?」




縁側でごろごろしてたらお藤さんが来てくれた!!



ら「うん。すんごい暇。」




藤「にしても、肌寒くなったわ。もう秋なんやなぁ。」



ら「本当だよ。
もう冬になっちゃう。あー、お裁縫だけどんどん上手くなる。」



藤「ふふ。そうやなぁ。」


ら「そろそろ出たいよ、こっから。」



藤「うん。」



ら「あ、お藤さん。傷、そろそろ治ってきたし薬はもう平気ですって正也さんに伝えてくれない?」




肩はまたちゃんと動かせるようになったし、正也さん様々!



藤「ほんまに?平気なん?」



ら「うん!正也さんの腕がいいからかな。縫合上手だし。」



藤「そう?」



そう、とか言いながら嬉しそう。



ら「あっ。」



藤「どないしたん?」



ら「沖田さんとすみれちゃんの結婚式‥。一週間前のはずなのに。
終わってたらどうしよう!」



藤「まさか、らんちゃん抜きでやるとは思えへんやろ。」



ら「そうかな!?」



藤「そうと思うけどなぁ。」



ら「それにしても、

暇‥。そろそろ、帰りたい。」



こう見えてかなりホームシックというか‥。早く、屯所に帰りたいよ。



藤「なーんも、音沙汰なしやし。ほんま、らんちゃんをどないするつもりやろ。」



ら「ね‥。」









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