時わたりatラブ(仮)







結局



新潟藩士の田中さんの協力を得てその次女の雪っていう設定になった。



雪…ってぜったい忘れちゃいそう。






そんな事を考えてると…



「動かないで下さい!」


ら「す、すみません!」




ぐいぐい髪の毛を引っ張られてどんどん鬢が作られていく。



中級武士の娘っぽい着物に軽く化粧をされる。


白粉も薄く塗られるし、勘弁してくれ…。







「はい、できた!」



睡魔に襲われてた私がその声で目をさますと鬢ができていてすっかり幕末の女の子って感じになっている。




ら「うわぁ…。」




似合わない!!



でも一応土方の所いっておこう。





ら「土方、出来たよ〜。」



襖を開けて中に入ると



土「くくくっ。」




私を見た瞬間爆笑する土方。




ら「似合わないって言ったもん。」


土「いやいや、似合ってるぜ。
だけど見慣れねぇからな…。」



ら「ほんとう!?」



土「あぁ。本当だ。」





怪しいなぁ…。




ら「もし首にされても仕方ないからね?」


土「そしたらすぐ帰って来い。まあ万が一万バレても問題ねぇだろ。
表向き仲間だからな。」


ら「そうだよね!」





潜入か、初めてだからワクワクする!!











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