二人だけのヒミツ~黄眼の少女の高校life~
「やっぱり、この髪の毛のせいなのかな?」

「言いにくいけど、一理あるかも。」

「この髪の毛、結構気に入ってるんだけどな。」

すると結人君が私の髪の毛をじっと見て、

「これって、天川さんのおばあさん譲りなんだよね?」

「うん。やっぱりここでも受け入れられなかったか。」

「ここでもって?」

私は今までのことを全部結人君に話した。

「そうだったんた。じゃあ天川さんは卒業までここにいるんだ。」

「うん。」

そこまで話すと、沈黙が流れた。

私は思いきって聞いてみた。

「あのさ、結人君の秘密って?」

< 26 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop