あたしの好きな人
それから数十分ならんであたしたちの番がきた。
「怖かったらいつでも抱きついてこいよ~?」
「いや大丈夫だから」
怖いはずない…
のに、
「ギャーー!!」
お化け屋敷に入って早々これ。
違うくない?あたしの想像と全っ然違うんだけど!!
「あははっ、かわいー」
「ギャーーー!!」
「あはははっ」
「ギャーーーーーー!!」
な、なんで…稜は平気なの………
あたし等の周りお化けたくさんいるじゃん!
「ねぇ稜っ!?どこーーー!!!?」
稜が、……………どっか行った………。
えーーーーーっ!!!!
「ギャーーーーーー!!」
「りょ…ギャーーーーーーー!!」
「ひぃーー!!」
稜が消えてあたしの悲鳴ばかり。
限界だよ……
「りょーぉーーー!!」
「はいはい」
「えっ稜!?」
「泣いてる?波奈?」
「うーーーーー!!!」
泣いてる?、とか聞くなー!
誰のせいだよ
「なんで消えたの……キャーッ!」
「俺を呼ぶ声とか聞いてみたいし?」
は?
なんつードSだこの人………
「稜さいてー」
「嘘嘘、悪かったって」
怖かったのに…!
「わぁ~!!」
「うるさい邪魔。どっかいって。」
今のあたしはお化けにも無敵です。