あたしの好きな人
「あっ、波奈ーっ」
………この声は
「結斗!」
あたしの少し後ろの方で結斗がエナメルを肩にかけて歩いていた。
「波奈どこいってたの?」
そう言いながら結斗はあたしの隣に並んだ。
「お兄ちゃんが怪我してさ。それで学校まで送ってたんだ」
「波流君怪我かぁー!絶対テンション低そう」
「ほんとそれ。部屋でずーんとしてるから怖くなっちゃうよ」
結斗とお兄ちゃんは小さい頃からバスケを習ってて、そこで仲良くなった。
まぁ、あたしが結斗の事を好きになるキッカケでもある。