〜双子の憂鬱〜


「ね、由有さん。ホントに大河内さんとこに住むん?
いいん?大河内さんは悪い人やないけど一応男性やん?
何かあったらいけんし…ウチ、心配なんよ。」


目の前に座るなりそう話して由有の手をキュッと握った。


「田辺くんに紹介してもらったとこでもええんよ?
大河内さんにはウチから言うし。」

余程心配なのだろう。

多恵の表情はどんどん曇っていく。


「うん、ありがと。
でも・・・大丈夫。
大河内さんの所に住むわ。
お互いもういい歳の大人だし、相手が男性だって分かってるけどあの人はあたしのこと眼中にないわよ。
大丈夫。」


・・・面白い事を言う女だ、くらいの印象ね。

多分。


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