誓い
誓い~罰~
あの後、いつまで経っても変化が
見られなかったため、解散となった。

(やっぱり、単なる遊びか。)
俺はガックリと肩を落とした。

そして、朝を迎えた。

―――――――――PPP……

携帯の着信音だ。

「もしもs…「大変だ!!」」

相手は健司だった。

「どうした。」
「雪と哲彦が口喧嘩しちまって…」
「あぁ…、いつものことだろう。」

そうだ。
いつものことだ。
ちょっとしたことで雪と哲彦は
口喧嘩を始めるのが日常的だった。

「いや、そうなんだけど…。
 喧嘩が始まって数分したら
 いきなり2人が叫びだして…」
「は?」
「慌てて近寄って見てみたら…
 2人とも左の小指の爪が
 剥がれてたんだよ…。」

ガシャンッ

俺は携帯を落としてしっまた。
(それって…あの誓いに書いた罰が
下ったと言うのか?)

「今すぐそこに行く!!
 場所は!?」
「俺の家だ!」
「わかった。」

俺は急いで着替え、家を飛び出した。
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