LOVEPAIN③

「さっさと来いよ」


成瀬はそう言うと、
私の顔に目を向けて、まばたきをした



「お前、その顔……」




私の左頬は、腫れて痣になりかけている



夕べ、須田に殴られた後、ビニール袋に氷を入れて冷やしたが、

朝起きても、腫れは引かなかった




「成瀬さん、あんた人の彼女に慣れ慣れし過ぎません?
本当は広子の事、好きなんじゃないんすか?」


その須田の挑発に、成瀬は眉間を寄せた



いつもの成瀬ならば、
きっとそんな挑発になんか乗らないはずだけど、

今の成瀬の表情を見ていると……




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