君と僕の物語



「俺が離れたら、もう光には近寄らないか?」



寂しそうな顔


私たちは、この間会ったばかりなのにね…


どうしてこんなにも胸が苦しくなるの?


自分の気持ちがまだ、わからないでいた


「蒼さんが、光さんに構わないでくださるのなら」


そういって、リーダーの萌愛(もあ)がいった


クスクスと再び笑い声が聞こえる


いや、いやだよ、いやなの…


あの頃の蒼じゃなくてもいい。


大好きだった蒼じゃなくてもいいから。


私の側にいてよ。


寂しいのはいやだよ


悲しいのはいやだよ


辛いのはいやだよ


君と出逢ってしまったから、昔の温かい記憶を思い出すの。


「光!俺が近寄らなければ、お前はもういじめられないぞ」


「ごめんな、俺のせいだったんだな。」


「じゃあな。」


そういって立ち去ってしまった…
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