一番大切な人


気付けば店長に悩みを打ち明けていた。


店長は頷いて聞いてくれた。


自分で決めたことなのに、正直怖くて不安なところもある。


本当のところ1人で生きていく自信はない。


病気になる前まで、洋介との結婚を夢見ていた自分。


子どももいて、幸せな家庭を築くはずだった未来。


子どもは作れない。


それが一番の悩み。


1人の女性として、妊娠をして、子どもを授かるというのはすごく喜びを感じること。
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