一番大切な人

洋介side



そのころ、洋介は寝ていた。


洋介は実家通いで、1日中寝ている洋介に母親が怒り出した。


『洋介!ぐうたらしてないで、手伝いなさい!』

母親の言うことを聞き流して、寝続けていた。


布団をはがされても、体を揺さぶられても、掃除機の音がうるさくても、何一つ反応しない。
< 48 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop