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「あっ、噂をすればご本人登場ですよ」


俯いていた私に内緒話しをするかのように耳打ちしてきた。


言葉を確認するかのように反射的に入り口の方を見てしまった。


課長とジェスチャー付きで談笑し、入ってきた青木。窓際まで歩いて行った後ろ姿を目で追ってた。


視線を外して残りのカフェオレを飲み干す。


「仕事、戻るね」


「俺も行きます」


コーヒーを慌てて飲む遠藤を待たずに歩き出した。







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