意気地なしの初恋
何をするにもお婆ちゃんと一緒で、お婆ちゃんがいない時は泣いていたという。もし、突然居なくなったらどうなるんだろうか?
この言葉が本物になったのは滞在3日目の夕方だった。
買い物を頼まれていて、帰った時に起こった。
『お婆ちゃん〜買い物行ってきたよ』
返事がなかった。
『お婆ちゃん?いないの?』
台所に向かうとそこには、倒れたお婆ちゃんの姿があった。
『お婆ちゃん!お婆ちゃん!しっかりして!』
『誰か!早く来て!』
私は直ぐに家族を呼んだ。
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