意気地なしの初恋
ずっと、心の中で
“お婆ちゃん!お婆ちゃん!”
ともがき続けていた。
そして、心電図から
『ピィーーー』
という音がした。
ああ、もうおばちゃんはこの世界に居ないんだ。
そう確信した。
私はこの時心を閉ざした。
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