恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
「ああ-----っ」

運が悪いとはこのことだ、

上から落とした時、運がいいと思っていたのは間違いだった。

こんもりとした、松のトップに

上手に乗っかっているバケツは半分こぼれた状態で雪だるまの上の帽子のようだ。


背の低い私、

よじ登ったとしても手が届きそうになくて

見上げたまま茫然としているしかなかった。


「何やってんだ~?そらこ」

見上げた私の視線のさらに上から声が降ってくる。

「え?」

首をさらに上にう向けると、

屋上から覗き込むように私を見下げている天使、もとい沢口先輩。

「あ~え~と、その?」

答えあぐねていると、

多分天使はその理由を発見したみたいで、


ぶははっ


と吹き出した。


ぎゃあぁんっ


一番見られたくない人に見られてしまった。











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