after Shining Moon&Star's 完結
隼人が簡単に逃げ出す奴ではないことを、あたしはわかっている。


それに隼人は、負けず嫌いだしね。


でも隼人が今まで生きてきた、環境とは違う。


自分の下に着く人間も居なければ、守ってくれるような人間もいない。


そりゃ、隼人が困った時は手を差し伸べてやらないこともない。


だけどそれを待ってる人間になったら、隼人は一生このままだ。


手を差し伸べることがあったとしても、あたしは引き上げるようなことはしない。


それは隼人だけではなく、彼ら5人、、、


あたしの生徒たち、みんなに言えることだ。


そして、あたし自身にも、、、


だからあたしは待たないし、期待もしない。


たまに、星夜に寄りかかることがあったとしても、、、


自分の足で、歩いて行く。

< 19 / 310 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop