after Shining Moon&Star's 完結
どんな人間でも、自分のことを否定されて嬉しい人間はいない。


「否定された人間が、否定した人間の言うことは聞かない。それは、当たり前のこと。だけど教師としてここに居る以上、生徒が話しも聞かない教師は居る意味がない」


元々、うちの生徒自身が教師を切り離そうとしている。


そんな彼らと向き合うのは、難しい。


でも向き合わなければ、ここに居る意味が無い。


だからと言って、生徒のことを持ち上げて、良いように生徒に利用されても仕方が無い。


生徒たちは、ここに教育の一環として来ているのだ。


勉強はもちろんだが、それ以外に「常識」と言うものも求められる。


完璧な人間なんて居ないが、間違いに気づけない人間は悲惨だ。

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