トライアングル2
「何やってたんだよ」


私がリビングに戻ると、淋しかった子どもの

様な表情の直が、私を抱き締めた。



「ごめんね。

2階に行ってたよ…」


「そっか」



午後は明日に向けての荷造りをして

ソファーでまったり過ごした。



「今日は明日早いから、早めに寝ようね!」


「は?飛行機で寝るんだから

オールだろ?」


「え???

それって、まさか!?」


「楽しみだな~鈴!!」


「イヤ~今日は寝たい!!」


静かな住宅街に私の叫び声が響いていた。



……と思う。。




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