トライアングル2
中2になり、鈴と対して変わらなかった身長も
鈴を見下ろせるようになった。


「ちーび」


「なっ!?

この前まで鈴と同じくらいだった癖に~」


「こないだまではな~」



やっと鈴がオレを男だと理解してくれるように
なっただろう。



今度はオレがモテ始めて、かなり告られまくっていたけど、鈴に対する気持ちだけは
ブレることはなかった。



でも鈴は兄貴を1度は選んだ。



「鈴…行くな…


オレの側にいてくれよ…


なぁ~鈴!!


鈴!!行かないでくれ…




鈴…」




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