ゆいちゃんの初恋事情。

素直に

『優、これ運んでくれる？』


そう言っていつもより豪華な料理を差し出す


もうすぐで一年が終わろうとしている


今日は兄も一緒に年越しをすることになっていた


本当は風花に神社でお祭りをするので一緒に年越ししないかと誘われていたけれど断っていた


あれから悠斗くんとは結局話せていないまま


｢ままぁー｣


『んー？』


｢なんか元気ないのぉ？｣


『えっ？』


顔に出ていたのか優美に気づかれてしまった