あたしこそが最愛最高の姫である








_______________________




_______________





___________








懐かしいことを思い出しくすくすと笑みが漏れた。











ずいぶんと長い間、昔のことについて思い出していたな。












でも本当に懐かしいよ。











今でも蓮に蹴りを入れたことは詳細に覚えている。









あの時ほど気持ちのいいスカッとするような蹴りが炸裂できた記憶はない。












さらにくすくすと笑いが漏れた。









また今度あたしを怒らすようなことがあれば蹴りでも何でも入れてやろうかな…とひそかな計画を立てていたとき「美玲ー!」












玲があたしを呼んだので、大きな声で返事をした。












「はぁーい!待って、今行く!」















生徒会の存在がなければ、今あたしはこうやって笑っていることはないのだろう。











ただ玲と二人きりの世界しか知らなかったのだろう。















< 227 / 253 >

この作品をシェア

pagetop