卒業まで
乾いた菓子パンを一人でかみしめていた。

冷たい風が窓から注ぎ込まれ僕は思わず目を細める。

「閉めようか?」

西が様子を伺いながら聞いてきた。

「あ・・・うん」

「何を考えてたの?」
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