お見合い結婚


「姉貴には 悪いけど アイツに会社を
取られるくらいなら 自分が継ぐ方がいい
どうせ アイツ金目当てだし
潰されるのがオチだ!」


へぇ~家のこと真剣に考えたるんだ
少し変わったね。


「ふーん
て言うか それで見合い?
彼女はいないの?」


「別れたばかりだし・・・
だから 親に見合いでもしてみようかな?
なんて 冗談半分で言ったら
親がその気になっちゃって
次々 見合いの話を持ってきたわけよ
その中の一人が お前だったからさ
面白い!と思ってね
もちろんお前もオレとの見合いを
するために来たと思ってたけどな
やっぱりオレに会いたくなったか?なんてね(笑)
まぁ それは違ったみたいだけど」


「・・・あっそう・・・」


オレに会いたくなったか?
自意識過剰ですね(笑)


「ごめんだけど あたし断るから
始めから相手が誰だって
断る気で来たから」


「いい条件だと思うよ?
お互いさ~ 好きなことすればいいじゃん!
結婚したのを 公表しなければ
自由に 恋愛だって なんだって
ゲームだと思ってさ」


「そんなこと 出来るわけないでしょ!
バカじゃないの!」


全く!!!
何を考えてんだか…。









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