お見合い結婚


「満足満足!超満足」


そう言って誤魔化すしかない
だって・・・
心臓止まっちゃいそうだもの。


「あっそう…
それなら やーめた!
オレ風呂入って寝るわ」


えっ?
えっ??
えーーー!!!!!


ホントにお風呂場に 向かって行ったしぃ~


マジ?


先を期待したあたし
この高まる鼓動を
どうするのぉ~?


壁ドンからの
放置???


あっ!
入っちゃう?
後を追って入っちゃうかぁ?


そうだ!そうだ!
そうしよう!


全部 脱ぎ捨て
お風呂へ入った。



「何してんだよ!
入ってくんな!」


「別にいいじゃん!」


「オレの至福のひとときを
邪魔しないでくれるかな?」


「あたしの至福のひとときは
遼平のそばに入れることだもん」


後ろから抱きしめた。


「お前なぁ~・・・
知らねーぞ」


って お風呂の壁に
押され またキス。


息も出来ないくらいに・・・。


そして
どちらともなく
求めあった。


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