『作品紹介~2018』 いぬじゅん
『空になりたかった海』
No,01『空になりたかった海』

ジャンル:青春
  公開:2009年6月
ページ数:282
 コピー:「15歳、泣けないワタシ」

【あらすじ】
15歳の光は、なぜか泣けない。
それは、不倫して家を出て行った父のせいかもしれないし、怒りっぽい母のせいかもしれない。

片想いの相手である正彦とは幼ななじみ。
正彦を好きな沙耶香に協力したりしている自分がきらい。
ある日、光は父の不倫相手のナツと出逢う。

普通ならば、絶対に好きになれない相手のはずなのに、ナツによって光の“夏”は、大きく変わってゆく。


【甘口紹介】
記念すべき第1作目の作品。
“ケータイ小説”がどんなものなのかも分からないまま書いた覚えが・・・。

今思うと、主人公がかなりクールですね。
ラスト1文を考えてから書き出したのですが、途中で大きなヒントも出ているので感想ノートでは“途中でわかっちゃった”という方も多かったですね。

このころは、思いつくまま書いていたので、今読み返すと「自由だなぁ」と思います。
ページ数のわりに文字数が少ないので、サクサク読めるかと。

光は保健室にいつもいるのですが、そこの猿沢先生のキャラが個人的にお気に入りです。
猿沢先生は、実在の友人をモデルにしてまして、ケンカのくだりなどは実話です。

『野いちご文庫』で2010年に発売してもらいましたが、現在は廃盤(泣 *1
それでも、とてもうれしかったです。

*1 当時の『野いちご文庫』はサイト内での販売のみでした

【甘口採点 ★5つが満点】
どんでん返し★★★★
 読みやすさ★★★★★
   季節感★★★★
    


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