至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「希美ー、携帯なってる」


「んー。あ、知らない番号だし。誰…?」


ディスプレイを見た希美は、気だるそうに耳に携帯を押し当てた。


「もしもしー?」


とんがり口調で応答した希美だったけど、


「えっ…あ、はい…はいっ…」


みるみ表情がかわっていく。


緊張感をもった声に、赤みを帯びていく顔。


「えっ?なになに?」


「合コンのお誘いとか?」


そんな希美の変化に周りの友達も興味深々。


お喋りをやめて、希美の周りに張り付く。
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