コンプレックス
プロローグ
これは
ひとつの孤独…
コンプレックスを抱いている
子供達の物語
天才故の孤独
強力すぎる力故の孤独
一人ぼっちの孤独
愛されない孤独
まだまだある孤独は
彼らを苦しめ
彼らを蝕んでいく
これは
歪んでしまった子供達の
物語
「つまらないな…」
という男の子も
「またこうなる…」
という女の子も
「一人ぼっち…」
という女の子も
「自分は…何?」
という男の子も
『助けてよ』
そう言って
泣いている