cornering





あたしも寝るとか言ったけど、こんなおいしい状況で寝れる訳がなくてただ寝転がってた。



なんであたしの友人達はあたしを置いていったんだろうかと考えても良く分からない。


ただ単に面倒くさかったんだろうか。


それとも全君もここに置いていかれたからあたしも置いとけば朝起きて喜ぶし送らなくて良いしラッキーだろっていう感じなんだろうか。



まぁ、あたしにとっちゃこれはラッキーでしかないけども。



だって!大好きな全君と密室に二人きり!



そんなことをニヤニヤしながら考えていると、全君の方から寝息が聞こえてきた。



あ、寝たんだ。早いな。


好きな人の寝息が聞けるのが今のあたしにはとても嬉しい。




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