赤と青の恋
第三章
☆告白
約束の時間
駄菓子屋の前で
茜は待っていた
数日会えなかっただけなのに懐かしく感じる。
俺の顔を見て
クシャッと笑ういつもの茜。
「アオー!」
大きく手を振り走り寄る
「火曜日は悪かったな
俺ホントは茜を迎えに行った」
「アオー!そんな事で謝らないで、いつものアオになってよ」
“いつもの俺?"
「アオ行くよ」
「ん!!」
俺は右手を差し出した。
茜は俺の顔を見上げ嬉しそうに左手を添える。
言葉なんて要らなかった。
2人の想いは一緒だと確信できたから。
「アオ絆創膏だらけー
痛い?」
「痛くないよ」
「アオ!ワイルドー」
「何だ!?それ」
「カッコイイってことで…ねっ」