赤と青の恋
「弥子ちゃん!?健二君に聞いたの?」
「はい、おばさん!碧は、、、、」
「命に別状はないけど、まだ、どうなるかわからないの」
「どうして、こんな事に」
「子供を助けたの、あの子平成町で事故にあって…」
“平成町…嘘よね?
アオは私のところに来たの?"
「助けた時にラムネの瓶を持っていたって、今ナースステーションに置いてあるわ」
「そうですか」
「弥子ちゃん、その子は?」
「茜ちゃんです、碧の彼女です」
私は深々とお辞儀をした。
「茜ちゃん、あの子は強いわ、きっとよくなる大丈夫よ」
「あの…」
私の小さな声は届かなかった。
アオは、私に会いに来たと言えなかった。