コンビニの彼


「あと10分しか昼休みないんだから、急がないとだよ。」


「えっ!?嘘っ!!?」


時計を見ると13時5分の所を針が示していた。
授業は13時15分から始まる。

よく見ると真須美はもうすっかり食べ終えて、次の授業で使う資料とファイルをテーブルの上に出していた。



10分で弁当を食べるというのは自分的にはかなり急がないといけない。

最悪、途中で弁当を諦めなくてはいけない可能性もある。
出来ればそれは避けたい。
お腹が空いて授業に集中出来ないからだ。


「ほらほら、早くしないとあと8分だよ。」

何故か楽しそうな真須美。


「も〜…!」

本当にこんなことになったのは全てあんたのせいだからねーッ!!
覚えてなさいよ!!


心の中でやつに向かって捨て台詞を吐いて、あたしは弁当を口に流し込むようにかきこんだ。




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