sky candies
携帯をいじりながら薄暗い階段をのぼる。

見知らぬ友達がタイムラインでなんでもないことを呟いている。

みんな暇だなぁ…

それでもこれを見るとなんだか私は一人じゃないんだって思える。

『今夜は天の川が綺麗に見える!流星群も綺麗に見えるといいなぁ^ ^』

また誰かが新しく呟いた。

流星群—

星と聞くとあの子のことを思い出す。

…ちょっとだけ星、見てみようかな。

自分の部屋に入り、窓を開けた。

「怜ちゃん?」

誰かに呼ばれたような気がした

風の音とかじゃなくて確かにあの子の声が私を読んでいた。

「やっぱり怜ちゃんだ!」

彼は私に優しく微笑みかけた—



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