陽の当たる場所
第六章

今日は穂花と春紀といる。


穂花が『雄大だけ春紀と会ってるなんてずるい‼︎私も会いたい‼︎』なんて駄々をこねるから春紀に頼んだ。


「よお、穂花!久しぶりだな!」


「うわー‼︎春紀だぁ‼︎久しぶり!」


2人の感動の再会…ってか?


「なあ、穂花…聞いてくれよ?雄大さ、穂花が俺に会いたいって教えてくれた時めっちゃ嫉妬して怒ってたんだぜ?」


「…はあ⁉︎ちょ、おま…っ、なにいって⁉︎」


「へぇ〜、雄大?嫉妬したんだ〜?」


「お前ら…っ、くそッ…知らね…‼︎」


嫉妬しねぇわけねぇじゃん…。


穂花は自覚がなさすぎるんだ。

可愛いんだから…みんなお前のこと好きになるんじゃねぇの…?


「なっ…、雄大…なにいって⁉︎」


「雄大。声に出てるよ。はははっ、お前もそんなこと思うんだな!ははっ」


「は⁉︎声⁉︎ああ…‼︎もう…最悪…」


本当、今日は最悪…。
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