劣等審判
「死にたくない? 今更だけどね。


最後に言いたいとはある?」



彼女は最後の最後まで僕を睨んだ。











「お前は本当の殺人鬼だ。でも1つ大切なことを忘れているよ。

君は自分は友達がいないとか言うだろうけど

こんな風に、真剣に

本性を出して

楽しくはないだろうけど

精一杯やれる

人がいる。



そういう人が





きっと、







君の友達なんだよ?」








そうか…。


僕の友達だったのか、君らは。















「ははっ、今にしてはサイコーの誉め言葉だよ」











 ぱん。


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