劣等審判











『終了』




耳の後ろの辺りからまた声が聞こえた。怪しいとは思ったが終わったのだと思い目を開けた。


もう皆は目を開けていてきっと同じような声を聞いたのだろう。


その時、またメールがきた。



震える手を押さえてメールを開いた。


《今回の追放の結果



悪人の選んだ人が善人の守った人だったため、今回の死亡者は無し》




僕は何故か嬉しかった。善人が生きているんだ。まだ、勝つ確率はある!!生き残る可能性も…。
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