その一瞬さえも、惜しくて。

でも僕には
彼女がそんな風に言われるような子には見えなかったんだ。



窓の外を切なそうに見つめる
鳴瀬ひかりは、とても美しかったから。




きっとこの頃から僕は
彼女を気になっていたのかもしれない。





< 6 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop