その一瞬さえも、惜しくて。

一歩ずつ向かい合って。


テスト期間中は部活が休みだった。

毎回遊びに誘ってくる和真も苦手な数学の前の日は
一切誘ってこない。


広い図書館もきっと放課後はすぐ埋まる。


おとなしく家で勉強でもするかな
と思い、席から離れようとした時。


さーっと鳴瀬ひかりが僕の横を通り過ぎようとしていた。


また体育教官室へ行くんだろうか。
また小嶋先生の所へ。



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