LOVEPAIN⑤



「ふ~ん。
それよりまだ時間早いけど、帰る?

帰るなら送るけど」


ナツキはエンジンを掛ける



「え?
ああ、じゃあ…」



真っ直ぐ部屋に帰っても、
暇だけど


涼雅はライブで居ないし



かと言って、
ナツキと行く所もない


ご飯も食べてお腹一杯だし




「俺はお前の事、
帰したくないんだけど」



「ナツキさん誕生日ですもんね?
家帰って一人なのも、
寂しいですよね。

どこか行きます?」


ナツキの方を見るけど、
ナツキは何かを考えるように前を見ていて、

こちらを見てくれない




「俺、今日誕生日だから、
ワガママなんでも聞いてくれるんでしょ?」




“――今日一日俺のワガママは絶対に聞いて?――”


そんな約束を、させられたけど


< 406 / 641 >

この作品をシェア

pagetop