LOVEPAIN⑤
「すみません。
この前の事もそうですけど、
本当に、篤さんには感謝しています。
ありがとうございます。
この前は私酔ってて、
ろくにお礼も言ってなかったかもしれないので」
頭を下げると、
篤はああ、
と私が言ったこの前の事に思い当たったような顔をした
「この前の事は気にすんな。
礼を言われるような事じゃねぇし。
それに、あん時もお前ちゃんと礼言ってた」
「そうですか」
あの時の、酔っていてうっすらとしかない記憶では、
終始、篤は怒っていた……
ナツキと一触即発になり、
帰りのタクシーの中でも篤は、
イライラとしていた
「最近、篤さんにはお世話になってばかりですね…」
前迄ならば、成瀬が一番私に世話を焼いてくれていた